12/27 バークレイズ証券 門田真一郎

 予想レンジ(一週間)
 113.10円~115.00円
 注目ポイント
 来年半ば以降はユーロ高へ

安値(12/27~12/31) 高値(12/27~12/31)
114.287 +1円18.7 12/27(月) 115.207 +20.7 12/30(木)

NY市場の週末を振り返って、今週はどんな動き?

 先週末はクリスマスということで材料難[?]なしというところだった。

 今週も年末にかけて材料はないというところで大きな方向性は出にくいと思っている。

 年末年始というところでドル/円は円高が進むような季節性もあり、オミクロンが感染拡大をしているというところで、やや円高リスクには警戒したいという風にはみている。

注目ポイントについて

 ユーロ/ドルは足元も上値の重さが続いているが、ようやく底入れの兆しも出てきたという風にみている。

 当面、欧州の感染拡大、米欧の金融政策の乖離、4月のフランス大統領選の不確実性というところから、短期的には上値の重さが続きやすいという風にみているが、来年半ば以降はオミクロン後の景気回復、フランス大統領選を巡る不確実性の緩和、ECBの金融政策の正常化というところで徐々にユーロ/ドルは回復に向かうという風にみていて、来年後半にユーロは対ドルで1.1台後半に持ち直すという風にみている。

そんな中、ECB──ヨーロッパ中央銀行の政策というのは、どこまでユーロ相場に影響する?

 12月理事会での発表の通りPEPP、いわゆるパンデミック緊急購入プログラムは現在の月600億ユーロから来年1-3月期に減額をした上で、その後は従来の資産買い入れプログラム──APPの方で買い入れを続けるが、来年末には月200億ユーロまで減額する見通しになっている。

 それに加えてTLTROは的を絞った長期の[?]オペだが、これも優遇措置が来年6月に終わるということで、現在4兆ユーロ強の過剰流動性があり、この4分の1程度は返済される見通し──これは資金の供給の減少を通じて短期金利やユーロの上昇圧力になるという風にみている。

 米国の方は利上げがかなり織り込みが進んでいるので、徐々に欧州の金融政策の正常化に来年半ば以降[?]が移る中でユーロ/ドルの上昇圧力が強まるとみていて、ユーロ/円でみれば130円台半ば~後半を目指していくようなイメージでみている。