12/17 三井住友信託銀行NY 持田拓也

 予想レンジ
 113.40円~114.00円
 注目ポイント
 タカの声 高々に

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
113.141 -25.9 22:05 113.854 -14.6 9:55

今日はどういう展開を予想している?

 昨日は米金利が低下する中でドル/円も下落基調を示し、114円を割り込む展開となった。

 本日も引き米金利を睨みながら上下する展開となるだろう。

注目ポイントについて

 今週はタカ派の声が世界中で聞こえる一週間だった──利下げを実施したトルコ中銀や本日予定されている日銀政策の不動ぶりは例外だが、欧米主要中銀はタカ派への方向転換がみられた。

 FOMCではテーパリングペースの加速や22年に3回の利上げを示すなど、タカ派色の強いものとなった。

 そして昨日ECBは来年4月以降の資産買い入れ額を実質的に減額に、またイングランド銀行は市場予想に反して利上げを実施するなど、これらもタカの声を発する形となり、ユーロ・ポンド共に上昇を演じた。

世界がそうした中で、今後のドル/円はどういう風に動くとみている?

 目先は米金利動向に追随する展開だろうが、その後は株の値動きに振らされる形になると考える。

 FRBのタカ派スタンスは金利上昇をもたらすものであり、しかもその背景がインフレによるものであることからドルは強含みやすい状態にある為、ドル/円も短期的には底堅い展開となると考えている。

 足元、市場の流動性が落ち込んでおり一時的な急低下などには注意を要するだろうが、短期金利を中心に支えられやすいと考える。

 一方で先程述べた株の方に目をやると、タカの声は株式市場における金融政策での下支えを失うことを意味するので、下落圧力となる。

 足元の株の堅調さにはオプションの買いが入っているとの声も聞こえているが、これは下落時には速度を早める効果がある。

 年末年始の流動性のない中、株が暴落する展開となればリスクセンチメントの悪化からドル/円も急転直下の動きを見せると予想する。

年末年始にかけては上下の動きが少し激しくなることを想定しておいた方が良い?

 はい。