12/10 バルタリサーチ 花生浩介

 予想レンジ
 113.00円~114.00円
 注目ポイント
 ドル円に下げ止まり感

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
113.223 +22.3 翌1:10 113.790 -21.0 20:35

今日の動きをどうみている?

 オミクロン株に対する警戒感が後退し、市場センチメントが結構好転してきた。

 正直言ってまだ不透明感は残るものの、米株が史上最高値に再最接近する等、クリスマスラリーへの期待感は高まっている──それに伴ってドル/円も113円台半ばで比較的堅調な推移を見せるものと思われる。

注目ポイントについて

 ドル/円は最近、一連のオミクロン株騒動で上下に大きくスイングした訳だが、チャートポイントであった112円台半ばで綺麗にサポートされ、その後は反転している。

 それと同時に先行的に下げていたクロス円についても、最近しっかりと反転してきた。

 従って、チャート面ではドル/円・クロス円共に短期的な底打ち感があるという感じだろう。

 今回のドル/円の底打ちにはチャート面の好転に加えて、オミクロン株に対する警戒感が後退したことが大きい訳だが、秋口の円安局面と異なり悪い円安というイメージはない点を強調したいと思っている。

 秋口は日本の不安定な政局が材料視されたが現在はそれも一服しており、国内にコロナ感染沈静化も続いているということで、悪い円安が復活する気配は現時点ではあまり無い。

 輸入物価の上昇を気にするコメントが多いが、問題は水準というよりは上昇スピードだろう。

ここから先というのは、ドル/円は再び上昇スピードを早めていくことになりそう?

 今後のドル/円の動向を左右するのはやはり日米金利差だろう──株価上昇に伴って米債利回りも底打ちしつつある。

 一方でイールドカーブ自体は大きくフラットニングしている点も結構重要だろう。

 つまり、FRBの[?]が景気後退を招くという懸念がここにきて生まれてきている──これは米ドルに対してネガティブに働くだろう。

 その意味では金利差拡大=ドル高という秋口の単純な構図に少し変化がみられる──相場観が交錯しておりドル高がすぐに加速するという状況にはないのではないか。

 当面は従来のレンジ内での動きが続いていると思うので、年末までのレンジはドル/円で言うと112円~115円辺りを予想する。