11/29 ソニーフィナンシャルホールディングス 尾河眞樹

 予想レンジ(一週間)
 112.00円~114.50円
 注目ポイント
 ドル円の下落どこまで?

安値(11/29~12/3) 高値(11/29~12/3)
112.532 +53.2 11/30(火) 113.956 -54.4 11/29(月)

今週の展開について

 オミクロンについては分からないことも多いので、不透明な間というのは市場心理というのはそんなに簡単には改善しないと思う。

 今週は関連報道を睨みながら神経質な相場展開ということで、ドル/円はやや軟調な展開かなという風にみている。

注目ポイントについて

 これは本当にオミクロン次第というところだと思うが、個人的にはさほど大きな下落にはならないのではないかなという風に思っている。

 円の名目実効為替レートを見ると、今年の7月にアメリカでデルタ株の感染が拡大してアメリカの株安となった際に円高が進行している訳だが、このリスクオフというのもあまり長続きせずに円高も限定的だった。

 今はもうアメリカはテーパリングを開始したので当時と環境がやや異なるが、それでもアメリカの実質金利はまだマイナスで、緩和的な環境には変わりない。

 当時のドル/円のこの時の下落幅が3円程度だったことを踏まえると、ドル/円がもう一段下落したとしても110円を下回るような展開の可能性は低いのかなという風にみている。

 足元、アメリカのインフレが大きな課題となっているというところなので、やはりアメリカの正常化の流れというのも大きくは変わらないという風に予想している。

ドル/円の上昇トレンドは変わらない?

 はい──オミクロンの情報というのが具体的になって打つべき対策等が明確になってくると、ドル/円も徐々に反転上昇してくるだろう。

 ただ、ペースとしては行ったり来たりしながら、かなりゆっくりな展開ということだと思う。

 足元、日米実質金利差が拡大しつつある──マイナス幅が縮んでいるという状態だが、これに対してドル/円が期待先行で急激に上昇してしまっている。

 今は一旦調整していて、今後も徐々にこの金利のマイナス幅の縮小というのは右肩上がりの状況が続くと思うので、このゆっくりとした上昇ペースに合わせるようにしてドル/円もじわじわとゆっくり上昇していくような展開を予想している。