10/13 シティグループ証券 高島修

 予想レンジ
 113.00円~114.00円
 注目ポイント
 原油高で資源国通貨どうなる?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
113.288 +28.8 23:50 113.803 -19.7 21:40

今日の動きはどのようにみている?

 昨日は米株・米金利があまり動かない中、ドル/円はジリ高、円ジリ安という格好になった。

 これは原油を睨んでいるのかなという風に思うが、今日はFRBのブレイナード理事の講演やアメリカの消費者物価統計が控えており、基本的には円が売られやすい状況が続きそうかなという風には思っている。

注目ポイントについて

 原油高で日本の輸入が増えて貿易収支が悪化したり、インフレ懸念で金利上昇が進む欧米との金利差が拡大することで円が売られやすくなっている状況だとはみている。

 ドル/円に関しては114円台半ばの2018年高値というのを目処に円安警戒が必要かなという風には考えている。

原油高だが、産油国通貨であるカナダドルは上昇しているが?

 原油が7月高値を突破したあたりからカナダドル高が明確になってきた。

 一方で原油高が世界経済に悪影響することを警戒してなのか、中国依存度の高い鉄鉱石や銅は価格が低迷している。

 こういった中、豪ドルなど他の資源国通貨は産油国通貨のカナダドルに対しては出遅れてきた格好になってきた。

豪ドルはまだこれから低迷ということになりそう?

 意外にそうでもないのではないかという気もしていて、オーストラリアの主要輸出産品は鉄鉱石・石炭・天然ガスの3つ。

 鉄鉱石に対して原油高と共に同じエネルギー資源の石炭・天然ガスが値上がりしているので、全体としての交易条件の悪化は阻まれている格好。

豪ドル全体で見るとどのような判断?

 豪ドルの対米ドル相場とオーストラリアの交易条件指数を示したグラフを見る──交易条件というのは輸出物価を輸入物価で割ったもので、鉄鉱石価格が下落する中でも石炭・天然ガスが上がっているのでオーストラリアの交易条件は全体としてはさほど悪化していない。

 オーストラリアは最近ワクチン接種も急速に進んできており、金利上昇も目立つ。

 豪ドルも対米ドルで底入れ感が出てきており、豪ドル/円に関しては対日本円で年初来高値が意識される状況になってきたかなという風にはみている。