10/1 野村証券 後藤祐二朗

 予想レンジ
 110.90円~111.80円
 注目ポイント
 FOMCと市場期待のギャップは埋まるか?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
110.906 +0.6 22:50 111.488 -31.2 9:00

今日の動きをどのようにみている?

 米金利の上昇が一服したことで海外時間にはドル高の勢いは弱まったが、本日は米国でISM製造業指数やPCEデフレーターといった重要指標が予定されている。

 中国では国慶節の休暇入りとなることからもアジア時間は米指標待ちで小動きの展開となりそう。

注目ポイントについて

 先週の9月のFOMCでFRBがインフレへの警戒を強めテーパリングの早期開始と完了、将来的な利上げペース加速の可能性を示したことで為替市場ではドル高圧力が強まっている。

このドル高圧力は今後も強まっていくという風にみている?

 ドル/円相場は既にコロナショック後の高値を更新し、今週には一時112円前後まで上昇したが、今後の上値余地を占う上ではFOMC参加者の先行きの政策金利の見通しを示すドット中央値が示す米国の利上げペースと市場の期待値のギャップがどのように解消されるかが注目。

 ドット中央値を見ると9月FOMCではドットが全般的に引き上げられ、中央値では24年末までに累計6.5回、1.75%までの利上げが行われる可能性が示された。

 これを受け市場の利上げ期待も高まっているが、現時点では24年12月までの利上げの織り込みは1.1%程度に留まっている。

先行きの水準はどうなっていきそう?

 アメリカ経済がFRBの想定通りに堅調を維持すれば、一段の利上げ期待の上昇余地が残されている。

 過去3ヵ月程度のドル/円相場は2年~3年先の利上げ期待との連動性を強めている。

 仮に1.75%まで利上げ期待が高まると、115円やそれを上回る円安・ドル高水準が視野に入ってくる。

 本日のISM製造業指数や来週の雇用統計などで米景気の堅調さが確認され、市場に利上げ期待が一段と高まるかが注目される。