8/27 三菱UFJ信託銀行NY 齊藤央充

 予想レンジ
 109.80円~110.30円
 注目ポイント
 ジャクソンホール後の米経済指標の行方

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.780 -2.0 翌4:20 110.266 -3.4 22:40

今日の展開をどうみている?

 NY市場ではアフガニスタンの地政学リスクが意識される中、ドル/円は110円台前半で推移した。

 本日はジャクソンホールでのパウエル議長発言まで様子見の展開に為替市場の値動きは限定的となるだろう。

 市場ではFOMC議事録を手がかりにテーパリングの年内開始の可能性が高まる中、ジャクソンホールでのパウエルFRB議長によるテーパリングに関する踏み込んだ発言は控えられるものと予想している。

注目ポイントについて

 9月のFOMCでテーパリングを決めるといったタカ派発言が出なかった場合、市場の焦点は経済動向に戻り、来週発表される8月米雇用統計の結果が重要になってくる。

 全米でデルタ株の感染が拡大する中、多くのエコノミストが成長見通しを引き下げ、ファンドや投機筋も景気見通しに対し弱気に転じ始めているという話も聞こえている。

実際、弱気を示すような具体的データというのは出てきている?

 経済鈍化懸念がくすぶる中、経済指標の実績値と市場予想の乖離を指数化したサプライズ指数が米・中・日・欧でマイナス圏となっており、各種指標のピークアウト──センチメント悪化には留意が必要と考えている。

 特に8月の雇用統計の結果が市場予想──非農業部門雇用者数変化では76.9万人となっているが、この予想を下回った場合リスクオフの展開にドル/円は上値が重く、9月中下旬には109円台割れとなっている可能性があると予想している。