8/6 フィスコNY 平松京子

 予想レンジ
 109.20円~110.20円
 注目ポイント
 米労働市場の動向

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.699 +49.9 16:25 110.355 +15.5 23:20

NY市場を振り返って、今日はどういう展開を予想する?

 週次新規失業保険申請件数が2週連続で減少し40万件を下回る改善を見せた為、雇用統計の期待感から金利の上昇に伴いドル買いが強まった。

 また、英国中銀は金融政策決定会合で予想通り超緩和策の据え置きを決定したが、同時に見通し通りに経済が展開したら引き締めが必要とタカ派色を強めた為、ポンド買いに拍車がかかった。

 東京市場ではアメリカの雇用統計の発表を控えて、[?]まちまちの展開を予想する。

注目ポイントについて

 市場が注目しているFRBの緩和縮小の時期を探る上でも、インフレと共に米国の労働市場動向がカギを握る。

 パンデミックや政府の支援策の影響が尾を引き、失業者・教員の職場復帰が遅れ、女性の労働市場参加率が低下するなど労働市場の状況を正確に判断するのは困難な状況となっている。

 今晩発表が予定されている7月雇用統計ではエコノミストは非農業部門雇用者数の伸びが拡大し、失業率も6月から低下する労働市場の改善を予想している。

 ただ、雇用の予想幅は35万人増~120万人増とかなり広く、加えてADP雇用統計も予想や6月分の伸びの半分に留まり、ネガティブサプライズの可能性も警戒される。

雇用統計を受けたドル/円、ドルの動きをどうみている?

 FRBのウォラー理事は今後2ヵ月の雇用統計が非常に重要で、結果次第で9月までに緩和縮小計画の発表も有り得るとしている。

 一方でパウエル議長は、FRBが掲げている最大雇用目標達成には程遠いとの見解を繰り返している為、9月テーパー発表が早すぎとの見方も少なくない。

 労働市場動向は不透明ながら、雇用統計が予想や通り順調な伸びを見せた場合は長期緩和縮小を織り込むドル買いに拍車がかかるだろう。