7/7 両備システムズ 鈴木恭輔

 予想レンジ
 110.30円~111.20円
 注目ポイント
 ノルウェー中銀の動き方

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
110.396 +9.6 10:40 110.815 -38.5 19:30

NY市場を振り返って、今日の相場をどうみる?

 今日は注目がFOMCの議事録が出るということになる──利上げ開始の議論の有無というところが焦点で、ドル高に振れやすい材料なのかなという風に思う。

注目ポイントについて、いまノルウェーに注目する理由は何?

 FOMCを今後見る上での参考になる為──先月6月の最大のサプライズはFOMCで利上げ開始期待が前倒しになったということだったと思うが、そのFOMCの翌日にノルウェー中銀のオルセン総裁が9月の利上げの可能性を示唆するということになってきており、金融政策正常化の先行事例になりそうだというところ。

 ノルウェー中銀のアナウンスメントを振り返ると、2020年9月の時点では出口戦略が数年先なので2023年頃の利上げ予想だったが、そこから3ヵ月後に早期利上げを示唆したことで利上げ開始予想が1年弱前倒し(2022年前半)になった。

 そこからわずか半年で今度は9月に利上げという可能性をアナウンスメントしているというところになっている。

これだけ前倒しになると、株価も相当影響を受け、調整局面に入ったりはしなかった?

 そうではなかった──ノルウェーの株価のパフォーマンスを見ると、9月に利上げが確実視されるという状況になっても主要国の株式指数の中で一番高い位置をキープしている状況が続いている。

 従って、利上げの織り込みが進んでも株価の調整リスクが抑えられている状況ということで整理ができるだろう。

 今後のアメリカの利上げを見る上でも非常に参考になる、注目なポイントになってくるだろう。

今後為替相場を見通す上ではどういう風にポイントになってくる?

 実際利上げを行った後も、自国通貨が堅調に推移することが続くかどうかというところになってくるだろう。

 主要国の通貨の対ドルパフォーマンスを見ると、ノルウェークローナはほぼゼロということでドルと拮抗している──ドルとクローナは両方とも比較的強い通貨ということが言えるだろう。

 9月に実際ノルウェーが利上げをして、クローナ高が続くという展開になれば、長期的にドル高を見るひとつの手がかりになってくるだろうし、先程の株価調整リスクが抑えられているという点もリスクオフの円買いがある程度抑制されるというところのヒントになってくるだろう。

 ドル/円相場を中長期的に見る上では非常に重要なポイントになっているのではないかという風に思う。