6/25 みずほ証券 山本雅文

 予想レンジ
 110.40円~111.20円
 注目ポイント
 テーパリングから利上げへテーマがシフト

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
110.481 +8.1 22:30 110.983 -21.7 9:50

今日の展開はどうみている?

 昨晩は目新しい材料がなかったということで111円を若干下回って推移だが、先行きの利上げ方向を睨んで底堅い推移ではないかなと思っている。

注目ポイントについて

 元々テーパリングの議論が活発化していくと、年後半にかけてアメリカの10年金利が上がってドル/円も上がっていくという風にみている向きが多かったと思う。

 しかし、今回のFOMCの後、むしろ10年金利は一時大きく低下して、若干反発したがFOMC前の水準──1.5%程度で留まっているという状況。

一方でドル/円を見てみると、長期金利は横ばいだが上昇しているのはなぜ?

 ドル/円と5年金利をみると、割と連動して動いているということが分かる。

 5年とかより中期金利というのは政策金利に関する期待を反映しやすいということで、市場もテーパリングを十分に織り込んでしまって、[?]のテーマが利上げ開始タイミングというところにシフトしているという可能性を示唆しているということだろう。

前回のテーパリングの局面というのは2013年だったが、このときはどういった関連性があった?

 このときも実は同じような動きがみられていて、2013年にテーパリングの議論が高まって開始するまでというのは10年金利との連動性が高かった。

 その後テーパリングが始まって利上げに向かっていくという2015年にかけてというのはむしろ2年金利とか、短めの金利との連動性が高まったという形になっている。

こういった動きを踏まえて、ドル/円と金利の連動性からみると、今後のドル/円の動きというのはどのようにみている?

 テーパリングがテーマだと、この10年金利に連動してということだが、今後アメリカの景気がどんどん回復していくと、利上げのタイミングが変わってくるのではないかという話。

 今回6月のFOMCでも24年中と思われていたのが23年に2回利上げするかもしれないという話になり、連銀総裁は22年中に利上げするという話も出てきている。

 こういった期待が動いている状況だと、アメリカの中期金利──2年や5年に連動してドル/円も上がりやすくなり、115円方向に行きやすいのではないかとみている。