6/23 シティグループ証券 高島修

 予想レンジ
 110.00円~111.00円
 注目ポイント
 リフレトレードの復活なるか?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
110.624 +62.4 8:55 111.104 +10.4 19:10

本日の予想と、今日のNY市場を振り返ってどうみている?

 予想については昨日来のドル/円小確りとした流れが続くと見ざるを得ないかなと思っていて、背景としては米金利が緩やかに低下をし始めていて米株が底堅い状況でなかなかリスクオン的な状況が変わらない、全体的にドルは弱い訳だが、その中でドル/円は小確りといった状況になっているようだ。

 昨日少し面白かったのが、NY連銀のウィリアムズ総裁の発言だったと思うが、金利の議論はせずにテーパリングの議論に集中ということで、8月ぐらいにテーパリングの議論が公式に開始され始めるかなと言われていたものが2ヶ月ぐらい前倒しで始めている感じなのだろう。

注目ポイントについて、これまでリフレトレード──アメリカのドルを売って資源国通貨を買うというような取引、これからインフレが加速するだろうということを見越した取引だと思うが、先週のFOMCはタカ派的な内容で期待インフレも長期金利も下がったが、これでリフレトレードは復活していく?

 米金利を見ると利上げを織り込む格好で2年~3年ぐらいの中期金利が上昇するなか、10年など長期金利は横ばい。

 長期的にはFF金利が10年金利に達してくると利上げが終了する傾向があるが、足元の金利市場の動きというのは数年後の利上げの着地点があまり高くならないことを織り込んでいるようにも見えてくる。

アメリカの金利はかつてほど高くはならないというなかで、ドルでお金を借りて株や商品といったものに投資をしていこうという流れだとすると、これはリスク資産──株や商品市場によってはプラスになってくる?

 はい──実際、今週米株は下げ止まってきているし、原油・資源相場も再び底堅く推移し始めている。

 こうしたなか注目されるのは先週のFOMC以降、オーストラリアやカナダなど資源国でも2年~3年ぐらいの中期金利の急速な上昇が生じたこと。

 アメリカとオーストラリアの中期金利差はむしろ豪ドル有利に変化してきている。

それがリフレトレードの温床になってくるかもしれない?

 この間、円金利はほぼ動いていないので、中期金利差は円不利に変化してきている。

 ドル/円は110円ぐらいで小確りとした展開が続いているので、少し時間がかかるかもしれないがリフレトレード的に豪ドルなどが買われてくるとクロス円にも上昇圧力が加わり始めてくるのではないか。