5/14 フィスコNY 平松京子

 予想レンジ
 108.90円~109.90円
 注目ポイント
 ジャクソンホール会合に焦点

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.186 +28.6 21:30 109.654 -24.6 10:05

今日の展開について

 本日は4月の生産者物価指数が昨日の消費者物価指数に続き物価の上昇圧力を示す結果となったが、昨日のようなパニック的な債券売りは落ち着き長期金利が低下した為、ドル買いは一服となった。

 本日NYで発表予定の4月小売売上高は3月の10%近い伸びからは鈍化が予想されており、引き続きドルは伸び悩む展開を予想している。

注目ポイントについて

 インフレを巡る見解に金融当局と市場に違いがみられる──市場は最近の物価の上昇が一時的ではないとの見方から、金利先物市場では22年末の利上げ開始を織り込み始めた。

 2023年3月までには2回の利上げを織り込み、冴えない雇用統計を受けて一旦売られていたドルだが雇用統計前の水準まで戻している。

 8月にFRBのジャクソンホール会合で緩和縮小協議に関する何らかの言及がなされるとの見方も一部で根強くみられる。

現状FRBは金融政策を変更しないという見方も根強くあるが?

 FRBは依然として昨年からの反動要因・供給サイドの混乱・累積需要で受給に大きなギャップが生じていることなどが物価上昇圧力の背景にあるとみており、この問題が解決した後は再び落ち着きを取り戻すとの考えを変えていない。

 パンデミックが完全に収束するまでは不透明性が課題で、政策の修正は正当化されないとの見方。

 経済指標にもかなりのノイズが含まれていると慎重で、ひと月の市場に直ちに対処することを避ける方針。

 金融政策を巡る見解の相違にドルは方向感を探り、当面乱高下が予想される。