4/16 バルタリサーチ 花生浩介

 予想レンジ
 108.30円~109.00円
 注目ポイント
 米債券利回りの方向性は

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
108.610 +31.0 9:00 108.965 -3.5 16:45

今日はどういう展開になりそうだという風にみている?

 アメリカの債券利回りの上昇が一服していて、それに対して為替市場でも米ドルの頭が重くなっている。

 本日のドル/円についても108円台後半で比較的頭の重い展開が続くのではないか。

注目ポイントについて、アメリカの長期債は買われて長期金利が下がってきているが、現在の水準というのはどんな風にみている?

 金利上昇が一服して米国10年債利回りはおそらく1.5%~1.75%のレンジに入ったと思う。

 これは2019年後半の水準、つまりコロナ前の水準と同じなのである意味居心地の良い水準でもあるという風に思う。

債券利回りが比較的落ち着いてきた要因というのは、どのように分析している?

 FRBがインフレ期待率は中期的に沈静化すると繰り返しいる訳だが、それに対しては様々な意見があって必ずしも市場の見方が一致している訳ではないというのが現状だろう。

 むしろ四半期末のポジション調整が一服したという需給的要因の方が大きいのではないか。

 昨日も強い指標にも関わらず債券利回りは低下したが、これも3月に債券を売った投資家が大きく買い戻しているというコメントもある。

今後の債券利回りの方向性は?

 米国が[?]足元で大きく回復しており、これまでの債券利回り上昇も、それを背景にした合理的なもの──つまり、良い金利上昇だという風に思う。

 今週水曜日から始まった1-3月期の企業決算が注目される訳だが、これが予想を上回るようだと度々債券市場に売り圧力が強まる可能性が高いと個人的には思っていて、その場合10年債利回りでいうともう一度1.75%のレンジ上限を試すような展開になるのかなと思っている。

為替市場に対する影響は?

 米ドルインデックス自体は債券や株価と比較して結構大きく出遅れている。

 その意味では米ドルは上昇余地がもう少しあるように思う。

 ドル/円についても債券利回りがもう一度上がってくると、いまの下落基調にも限界があるかなという風に思っていて、当面のレンジは108円~110円を予想している。