4/9 ニッセイアセットマネジメント 松波俊哉

 予想レンジ
 108.80円~109.50円
 注目ポイント
 米金利上昇一服?⇒ドル円調整局面へ

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.214 +41.4 10:05 109.958 +45.8 21:55

今日の動きをどうみている?

 昨日はアメリカの金利低下につれてドル/円は軟調に推移した。

 本日もこの流れを引き継いで上値の重い展開を予想している。

注目ポイントについて、いまアメリカの長期金利は1.6%台だが、金利上昇一服という風に考える理由は?

 主に2つの理由が挙げられる──まず1点目は、FOMCのメンバーが予想したターミナルレートは現状2.5%だが、これと長短金利差が現状1.5%程度、このスプレッドが過去2回のボトム近辺に到達した点。

 グラフを見ると1回目のボトムは当時のバーナンキFRB議長が緩和縮小を示唆したテーパータントラムをきっかけとした金利上昇局面だった。

 2回目はトランプ前大統領が減税策を発表したときで、現状は過去2回の底とほぼ水準的に同じになってきたということで、短期的に10年債利回りの一段の上昇余地が狭まってきたという風な試算。

過去2回の底の部分でドル/円相場がどう動いたかということだが、どうみている?

 底を付けた2回ともドル/円は過去にピークアウトしている──こうした連動性を踏まえるとドル/円は短期的にスピード調整局面入りした可能性が高いという風な見立て。

他にもアメリカの金利上昇が一服すると考える理由がある?

 過去10年間の金利急上昇局面と今回を比較したもの。

 今局面の金利上昇幅は過去4回の金利急上昇局面の平均並に達している──更に上昇日数を見ても過去4回の最長期間にほぼ並んでいる。

 これらを踏まえると、アメリカの金利上昇一服、ドル/円調整局面入りという風な見立てが妥当かと思っている。

 下値の目処は現状の109円台前半~最大で107円台後半程度と考えている。