3/19 フィスコNY 平松京子

 予想レンジ
 108.50円~109.50円
 注目ポイント
 米長期金利の動向

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
108.609 +10.9 17:20 109.127 -37.3 12:40

NY市場を受け、今日の見通しについて

 ドル/円は予想を上回った3月フィラデルフィア連銀製造業景況指数を好感したが、先週分新規失業保険申請件数が予想外に増加した為、揉み合いとなった。

 今日は心理的節目となる110円手前では一旦利益確定のドル売りも予想されるが、アメリカの金利先高感も根強くドルは底堅く推移するものとみている。

 ポンドは英国中銀が金融政策決定会合で金融政策を据え置き、物価上昇へ大幅に進展が無ければ金融引き締めは無いと、ハト派バイアスを示し売りが優勢となった。

注目ポイントについて

 四半期ごとのメンバー予測によるとFRBは今年のGDP成長率見通しを引き上げ、6.5%程度を予想している。

 OECDも米国の高成長が世界経済をけん引すると強気の見方を示している──FRBはインフレ見通しも引き上げた。

 また、3月フィラデルフィア連銀製造業景況指数の仕入価格は1980年3月以来の高水準に達した。

 市場では30年ぶりのインフレ懸念も浮上、こういったことを背景にアメリカの長期金利は上昇している。

パウエル議長は少し違う見方をしているよう?

 はい──パウエル議長の見通しはワクチンや大規模な追加経済対策という一過性の要因を押し上げたというもので、労働市場には大きなたるみがあり、かなりの不確実性が[?]していると慎重。

 3月FOMCで現在の金融政策が適切だとし、長期金利の上昇にも懸念を表明せず承認した形となった。

 FRBが長期金利の上昇を抑制するオペレーション[?]のような措置を講じるとの憶測も一蹴した。

 1966年、83年以来となるアメリカ経済の7%近くの成長が持続的でないことは確認されている。

 80年代はインフレの急進がリセッションに繋がった経緯もある。

 アメリカの経済指標が警鐘を鳴らすまで金利の高値を探る動きに伴うドル買いが続く可能性があるとみている。