3/12 バルタリサーチ 花生浩介

 予想レンジ
 108.00円~109.00円
 注目ポイント
 今後の米国債利回り

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
108.481 +48.1 7:15 109.164 +16.4 17:05

NY市場を受け、今日の見通しについて

 株価は上昇したものの、アメリカの債券市場は依然として不安定な動きを続けているので金融市場には不透明感が残っているようだ。

 為替市場でも米ドルは上昇トレンドが続いており、本日のドル/円も高値圏での揉み合いを予想している。

注目ポイントについて、現在の水準をどうみている?

 3月の米債利回りは急騰して10年債は一時1.6%台まで上昇したが、これは2019年後半のレンジと同じ──つまり、債券市場は完全にコロナの前の水準に戻ったということになるだろう。

債券利回りの上昇は行き過ぎという声もあるが?

 インフレ期待の先行指標と言われているCRB指数、これは商品先物の指数だが、これも同様に2019年後半の水準まで戻っている──つまり、債券市場と整合的であり現時点での債券利回り水準というのは正当化されるのではないか。

FRBはインフレ期待は一時的とも言っているが?

 今週火曜日にOECDが発表した経済予想によると、米国のGDPは2021年が6.5%、2022年は4.0%と大幅に上方修正されている。

 数字は対前年比なので、2020年がマイナスGDPであることを考えると、2021年の数字というのは少し下駄を履いているが、2022年の4.0%というのは過去10年間を振り返っても突出した数字になっている。

 そういうことで景気拡大は今後も続く訳なので、そのような環境下でFRBがインフレ圧力をコントロールするというのはかなり大変だろう──口先介入だけでは中々難しいのではないか。

為替相場に対する影響は?

 米ドルインデックスは1年前と比べて大幅に低い水準にあるので、債券利回りの上昇に[?]えてある程度の米ドル上昇は有り得るのではないか。

 ドル/円については3月末までにかけて110円前後までは上昇する可能性がでてきたという風に思う。