3/8 バークレイズ証券 門田真一郎

 予想レンジ(一週間)
 107.10円~109.60円
 注目ポイント
 2013年より2016年に類似

安値(3/8~3/12) 高値(3/8~3/12)
108.293 +1円19.3 3/8(月) 109.232 -36.8 3/9(火)

今週の見通しについて

 先週末は堅調な雇用統計であったり景気対策の上院通過というところで108円台後半を付ける局面もあった。

 今週自体目立った材料は無いが、米金利や株の動向を見ながら109円台というところも視野に入ってきたかと考えている。

 今週はECBの理事会も焦点にはなり、ECBの高官から最近の金利上昇を抑制するような発言もあったが、こういった点に関してラガルド総裁の会見が焦点になる。

 政策対応の余地が強調される可能性が高いと思うが、ハト派的な発言がユーロに一段の重石になる可能性があるだろう。

注目ポイントについて

 年初からアメリカの長期金利が急騰しているが、こういった状況というのは[?]縮小を巡って混乱した2013年のテーパータントラム、並びに2016年のトランプ大統領が勝利した大統領選後があった。

 この期間の相場の動きを細かく見てみると、今年は実質金利・期待インフレ・株価がいずれも上昇している。

 これは2013年はFRBの引き締め懸念で期待インフレと株価が下落をしていたが、2016年にトランプ減税期待があったときはいまと同じようにいずれも上昇という動きになっていた。

 今回もまさに[?]の景気対策の協議ならびにインフラ投資への期待があるという点に対して言えば2016年の減税期待により近い状況ではないかと考えている。

為替ではどんな動きがみられる?

 為替の方も同様に2016年に近い動きにいまのところなっている。

 具体的には高金利通貨・資源国が堅調な一方で、安全通貨・低金利な新興国通貨に関しては軟調な動きというところになっている。

 違いとしては、今年は原油高もあるので特に資源国の強さが際立っており、特に足元で注目しているのは金利上昇を嫌気した株価の調整──先週みられる時間もあったが、こういったところが広範なリスクオフに繋がってくるとドル/円の方も少し下押しされる格好になるリスクもあるだろう。

 その場合はドル/円というよりもクロス円、特に高リスク新興国通貨であったり資源国といったところへの悪影響がより大きくなるのではないかという風にみている。