2/3 シティグループ証券 高島修

 予想レンジ
 104.50円~105.50円
 注目ポイント
 豪ドル 最強通貨への道

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
104.923 +42.3 11:05 105.104 -39.6 18:05

今日はドルが非常に強い展開となっているが、ここまでと今日の見通しについて

 昨日は米株高の中でドルも反発した──アメリカの金利の上昇もあったと思うが、リスクオンでのドル安にならなかったというのが一つのポイント。

 本日はISM非製造業景況指数などの発表があるが、低調な数字がどちらかというと出てきそうではあるが、直接的な影響は少なくて全般的なドル反発地合いの動きというものが従来は対円で強く表現化してきたが、昨日あたりから対ユーロで強く表現化しているのでユーロ/円のようなクロス円の上値が重くなっていくような展開ではないか。

注目ポイントについて、昨日のオーストラリア中央銀行は政策金利を据え置いたが?

 昨日、RBAは4月以降も現在の資産買い入れを続けるという意向を表明したが、今週は本日ロウ総裁の講演、金曜日には金融政策制限という四半期ごとの経済見通しの発表も控えていて、豪ドルにとっては比較的重要な週。

 現在RBAは政策金利を0.1%、3年金利目標も0.1%に設定している──RBAが3年金利を0.1%に設定しているということは、政策金利を3年間引き上げないことを意味するフォワードガイダンスだということを強調してきた。

当面は利上げはないという風に考えてよい?

 ところが最近オーストラリアの経済情勢はウイルス抑制がうまくいっているということもあり、予想以上に改善してきている。

 例えば失業率はコロナ危機の後に急上昇した後、最近では6.6%まで下がってきており、大規模な雇用支援策が打たれたことでアメリカや同じ資源国のカナダで起こったような劇的な失業率の上昇は起こらなかった。

 こうした中で、今年後半にはまず3年金利目標の引き上げや短期化──短期化というのは金利目標の年限を短くするということだが、そういったことが図られてくるのではないかという見方も最近浮上してきているようだ。

オーストラリアの経済状況が改善しているという話があったが、けん引役というのは何?

 重要なけん引役の一つが鉄鉱石などの資源輸出──中国やアジア向け輸出が全体の8割を超えているということもあり、その景気回復の恩恵を被っている格好。

 貿易収支を主体に経常収支は改善し、数年前まで経常赤字国通貨の代表だった豪ドルは、いまや立派な経常黒字国通貨に変貌を遂げている。

 もちろん資源輸出が中心なので、日本円に比べると株価動向などリスク選好の影響を強く受けるが、リスク回避色が強まるようなことがあってもカナダドルやNZドルのような経常赤字国通貨に比べれば底堅く推移するものと考えている。

 私としては全般的な米ドル安傾向が今年続いていく中、年内にも豪ドルの対米ドルレートは0.8ドル台を回復する流れにあると考えている。