1/28 ニッセイアセットマネジメント 松波俊哉

 予想レンジ
 103.70円~104.40円
 注目ポイント
 円高は限定的 二つの理由

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
104.063 +36.3 7:45 104.461 +6.1 22:40

FOMCの結果を受けた反応、今日の見通しについて

 FOMCはほぼノーサプライズで、NY市場はリスクオフのドル高だった。

 本日のドル/円はこの流れを引き継いで底堅く推移するものとみている。

注目ポイントについて

 1つ目は昨年から続くリスクオンの円高傾向が弱まる可能性がある点。

 1981年以降の大統領就任1年目のアメリカの株の月間騰落率の平均のグラフで過去のパターンを見ると、株価は2月に一旦下落する傾向が見て取れる。

 本局面も過去を踏襲するならばリスクオフの円安となるかもしれない。

2つ目の理由は?

 昨年最大のドル安要因になってきたアメリカの実質金利の低下が一巡した点。

 これまでは名目金利の上昇幅をインフレ期待の上昇幅が上回ることで実質金利が低下してドル安の流れが続いてきた。

 ただし、足元のインフレ期待はFRBの目標水準近辺に既に達していて、上昇余地が狭まっている──この為、実質金利が下がりにくくなったとみている。

インフレ期待が下がりにくくても、名目金利の方が下がれば実質金利が低下してドル安という風にはならない?

 名目金利についても下がりにくくなったという風に考えている。

 アメリカのGDPと連動性の高いISM総合指数と10年国債利回りのグラフを見ると、名目金利は昨年の景気の最悪期につけた0.5%近傍が大底で、今後はアメリカ経済の正常化に歩調を合わせて上向く可能性が高いとみられる。

 この場合ドル/円は年の半ばに向けて105円超えを試すと考えている。