11/16 バルタリサーチ 花生浩介

 予想レンジ(一週間)
 104.00円~105.50円
 注目ポイント
 足元で戻り鈍いユーロ円

安値(11/16~11/20) 高値(11/16~11/20)
103.652 -34.8 11/18(水) 105.131 -36.9 11/16(月)

ドル/円は週末に再び105円を割り込む展開となっているが、今週一週間の見通しについて

 アメリカ株は引き続き好材料に支えられて上昇トレンドを維持しているが、為替市場ではドル/円の頭は非常に重い。

 リスクオンにもかかわらずクロス円の動きが鈍いので、これがドル/円の頭を抑えているのだろう。

注目ポイントについて

 世界の株価を今年見ていると、4月以降大きく反発して為替市場でもリスクオン的にユーロ/円が上昇した。

 夏場以降株価の調整局面に入ったが、ユーロ/円も連動して下落しており、両者の連動性は生きているという風に思う。

 今月に入ってアメリカ株が9月の高値を越えつつあるが、ユーロ/円は底打ちしたままその戻りは鈍く、9月のユーロ/円の高値は127円前後だが現在はまだ3円以上低い水準に留まっているということになっている。

要因としてはどんなことが考えられる?

 今年の前半のユーロ/円の上昇というのは世界的な株高に加えてEUが積極的な景気[?]に舵を大きく切ったということが評価されている──ユーロに対する見直し買いが背景にあるのだろう。

 ところが夏場以降欧州でコロナ感染が再拡大しているが、これに対して実効性のある景気支援策が取れていなく、従来の動きの鈍いEUに戻ったという訳で、これがユーロの頭を抑えているのだろう。

ユーロ/円の頭の重さというのは、今後ドル/円にも影響してきそう?

 現在、株価の上昇とドル/円の連動性が続いているので、ドル/円は常にその売り圧力を受けているという感じ。

 従って、その下落圧力を緩和する意味でもユーロ/円の下支えが欠かせないだろう。

 ヨーロッパの景気対策が春先の積極的なものに戻るということがユーロ/円やドル/円の反発に必要だろう。