11/4 大和アセットマネジメント 亀岡裕次

 予想レンジ
 104.10円~105.10円
 注目ポイント
 米選挙後のドル円

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
104.151 +5.1 21:30 105.344 +24.4 11:40

ここまでの動きをどうみる?

 欧米のコロナの感染拡大がドル/円の重しとなっているが、下落基調とはなっていない。

 米経済指標が堅調であるほか、大統領選挙前のリスク回避のポジション調整が一巡しドル/円は底堅くなりつつあるとみている。

注目ポイントについて

 過去のデータを見ると、アメリカ議会両院とも民主党多数のときにドル/円の下落確率が高くなっている(70%)。

 一般的に民主党は共和党より保護主義的でドル安を招きやすいとみられているのも、こうしたことと関係している。

 ただその一方で注目すべきは、共和党出身の大統領のときもドル/円の下落確率が高くなっていること(63%)。

これはどうして?

 共和党の大統領のときは保護主義政策や景気悪化でドル/円が下落したケースが多く、一方民主党のときは逆に景気改善によりドル/円が上昇したケースが多かった。

 実は議会が民主党多数のときにドル/円の下落確率が高いのも、景気悪化のケースが多かったことが一因。

 つまりドル/円の動きは支配政党より経済環境と政策に左右されやすいと言える。

今回はどういった動きになりそう?

 過去、大統領選の年のドル/円は選挙前は不透明感によるリスクオフの円高、選挙を過ぎると不透明感の解消でリスクオンの円安という傾向がある。

 今回は大統領・両議会とも民主党支配という予想が多方だが、保護主義が強まるとの懸念からリスクオフの円高となる可能性は低いとみている。

 想定を上回る財政支出拡大により、景気が回復するとの期待で米金利は上昇しやすく、財政赤字拡大を懸念したドル安より金利上昇によるドル高に傾きやすいだろう。

 水準的には106~108円へ上昇することになるとみている。