10/28 ソニーフィナンシャルホールディングス 石川久美子

 予想レンジ
 104.00円~104.90円
 注目ポイント
 伸びしろ見込まれる通貨は?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
104.113 +11.3 20:10 104.556 -34.4 8:55

今日の見通しについて

 昨日のドル/円は軟調でコロナ再拡大懸念を受けたアメリカの長期金利低下が重しとなった格好だが、全体としてドルと円が他の通貨に対して同じ方向に動く相場が続いているので値幅はかなり限られている。

 大統領選を控えて少しポジションを取りにくいので、このまま揉み合いというような症状は続くのではないか。

注目ポイントについて

 夏前まではユーロなどヨーロッパ通貨が非常に強く、夏以降はアメリカの金融緩和が一旦様子見ムードに入ったことと、一方でコロナの再拡大・再ロックダウンによる経過同化懸念がヨーロッパの方で拡大し、かつECBの追加緩和観測やイギリスの通商協議の難航ぶりといった色々なものがあり上値の重さが目立っている状況。

今後どの通貨に注目?

 伸びしろという面では先進国かつ資源国であるカナダドルに注目をしている──カナダドルは他の豪ドルなどよりもかなりビハインド入りだが、足元で新型コロナの感染者数は非常に伸びてしまっているが死亡者数は低水準に抑えられている状態。

 雇用も緩やかだが回復基調にあり、新興国に比べればファンダメンタルズも強い。

 いま原油価格が伸び悩んでいるので、これは産油国通貨であるカナダにとっては苦しい点であるし、アメリカがカナダ産のアルミニウムの追加関税を取りざたしているのような感じなのでそこが重しだが、マックレム中銀総裁は現時点でマイナス金利を積極的に押し進めるような状態ではないという風に発言をしており、ヨーロッパよりは追加緩和に対して割とニュートラルなスタンスだと言えるだろう。

今日、カナダ中銀の政策金利が発表されるが?

 政策金利据え置きが予想されているのでカナダドルの反応は限定的とみられてはいるが、長い目で見た場合は世界的なコロナの拡大というのが収まってきて、回復というのが見えてきた場合は原油価格も上昇すると思うし、緩和状態での積極的なドル売りの裏でカナダドルが選好される可能性というのは高いのではないか──コロナ前の水準の方まで向かっていくのではないか。