10/20 バルタリサーチ 花生浩介

 予想レンジ
 105.00円~105.70円
 注目ポイント
 ドルインデックスと米株価の逆相関関係

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
105.397 +39.7 7:00 105.748 +4.8 21:30

ドル/円は本当に小動き──動かないが?

 昨日のドル/円は105円台前半で小動きで、アメリカ大統領選に対する思惑が交錯していて投資家は様子見モードという感じ。

 本日も105円台前半~半ばを中心とするレンジワークを予想する。

注目ポイントについて

 世界の株価というのは8月まで上昇した後、9月に大きく下落して10月は若干のプラスという推移だと思うが、一方でドルのインデックスというのは概ね株価と逆相関を続けていて、8月まで下落した後9月に反転して10月は揉み合いという状況。

 結果的に4月以降の株価の反発にはドル安が大きな役割を果たしていて、その背景にFRBのゼロ金利政策があるのも間違いないだろう。

いよいよこの後大統領選を迎える訳だが、バイデン候補が勝利してもこの逆相関関係は変わらない?

 アメリカは9月~10月を通じて米株というのはようやくバイデン氏の当選シナリオをポジティブに織り込んだようだ。

 つまりバイデンが当選しても各種景気刺激策や国際的な緊張緩和が下支えとなって、景気は順調に回復するというシナリオだろう。

 その後ろにはFRBが控えている訳で、全般的な市場の構図──アメリカの低金利がドル安を誘発して株価の下支えになるという関係は大きく変わらないのではないか。

仮にバイデン候補が当選したとして、リスク要因というのは何かない?

 バイデン氏がマーケットフレンドリーになるかどうかというのを市場は慎重に見極めようとしていると思うが、それは経済閣僚の人事に現れるのではないか。

 リスクの内の一つと言うと、バイデンが党内ポリティクスに引きずられて左派の人物──例えばエリザベス・ウォーレンなどを財務長官に指名するということが一つのリスクかと思う。

 民主党政権なのでリベラルな発想は構わないと思うが、市場に精通した人材でないとこの非常時の相場は乗り切れないだろう。