9/18 三井住友信託銀行NY 持田拓也

 予想レンジ
 104.40円~105.30円
 注目ポイント
 離脱協定の行方

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
104.273 -12.7 19:05 104.871 -42.9 11:20

NY市場を受け、今日の見通しについて

 昨日はイギリス中銀政策決定会合にてマイナス金利導入について議論されたことで英金利が低下しポンドも一時下落、米金利も連られて低下した為ドル/円も下落し104円53銭を一時示した。

 本日は日本の大型連休を前に下値を拾う動きも入りやすく下落余地は限定的とみている。

注目ポイントについて

 足元ポンドは軟調な展開が続いているが、それはブレグジットによるもの──先週は以前EUと合意していた離脱協定について、矛盾があるとして突然その協定案を変更する法案を作成、その合意を反故にする一貫性のない対応にEUは反発している。

 EUとイギリスの間の絶対に譲れないレッドラインが双方の譲歩できるレベルとかけ離れていることから、引き続きこの状況は継続すると考えられる。

ポンドは引き続き下落する?

 はい──EU離脱を巡る交渉は10月中が期限とみられているが、交渉の行方を巡りポンド/ドルは不安定な動きを続けると見込む。

 昨年交渉がもつれた際は1.20まで下落しており、今回も1.2程度が一つの目安となるだろう。

 しかし、昨年と比べるとドルが大きく下落している為、それを加味するとポンド下落余地はそこまで大きくないとみることもできる。

 もっとも、交渉が決裂し貿易や他の分野で禍根を残したまま12月までの移行期間を終了した場合、昨年までは懸念のみだったイギリスの実体経済の悪化が今回は実現することになる為、これらの昨年の基準を大きく割り込んで下落する可能性もある。