9/17 ニッセイアセットマネジメント 松波俊哉

 予想レンジ
 104.80円~105.40円
 注目ポイント
 104円は抵抗線

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
104.524 -27.6 20:45 105.174 -22.6 10:55

FOMCの反応と、今日の見通しについて

 FOMC後のドル/円の反応はドル安だったが、ユーロ/ドルではドル高と反応が異なり、明確な方向感を決めかねているという風な印象。

 一方で米金利の反応は上昇である点を踏まえると本日の円高進行は限定的に留まるという風に考えている。

注目ポイントについて、104円を超える円高は想定しづらい?

 はい──理由としては2つ挙げられ、1つは米国の追加緩和の緊急性というのが後退している点。

 FF金利先物とドル/円の推移を見ると、現状のFF金利先物の水準はドル/円が7月末に104円台前半を付けたときの水準と比べて追加緩和期待が後退しているという環境ではドル安期待も薄く、104円割れをトライするというのはやや無理があるという風に考えている。

もう1つの理由は?

 菅政権はアンチ円高色が強いとみている為──安倍政権時代、急速な円高局面で日銀・財務省・金融庁からなる3者臨時会合を開催して円高をけん制してきた。

 過去の会合の開催時期というのは、ドル/円が日銀短観の大企業想定レートから4円前後円高方向に振れた局面に集中しているのが見て取れる。

 昨年以降は概ね104円前後で開催されていて、この水準近辺では警戒感が台頭するだろうという風にみられ、円高抑止力になりそう。

逆に円安が進行するとしたら、その材料は何が考えられる?

 開催が視野に入ってきた衆院選で自民党が大幅に議席数を増やすことだろう。

 過去6回の衆院選前後のドル/円の推移のグラフを見る──選挙月のドル/円を100とすると、この内2回は自民党が大幅に議席を伸ばして結果円安が進行し(6ヵ月後に指数が約105・120)、逆に大敗した場合は円高だった。

 選挙は水もので予想は困難だが、支持率の高さもあり自民大敗シナリオは描きにくいと考えている。