9/3 三菱UFJ信託銀行 中村俊哉

 予想レンジ
 105.60円~106.60円
 注目ポイント
 ユーロドル上昇基調は継続か?

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
106.003 +40.3 翌3:05 106.548 -5.2 21:10

NY市場を受け、今日の見通しについて

 NY市場は前日からのドル買い戻しの流れが継続している。

 本日はアメリカの新規失業保険申請件数やISM非製造業指数等の発表がある──両指標共に緩やかなアメリカ経済の回復を示唆するとみられ、足元のリスクオン優位の展開は変わらずドル買い戻しの流れはそろそろ一服するものと想定している。

注目ポイントについて、足元はどんな見立て?

 先週のパウエル議長講演による金融緩和長期化への高まりに加え、足元FRB高官発言から追加緩和策への期待がくすぶり、ドルの弱気材料。

 一方でユーロは来週10日に予定されるECB理事会では成長[?]が上方修正されるとの見方が強く、追加緩和期待も後退している状況。

 この金融政策の若干の方向感の違いがユーロ/ドル上昇をサポートするとみている。

直近ではユーロは大きく下げたが?

 ユーロ/ドルは今週1.20の大台達成後に大幅な調整を見せている──これはユーロロングポジションの大幅な偏りを背景としたポジション調整と、ECB高官によるユーロ高けん制発言が[?]。

 IMM通貨先物のユーロポジションを見ると、足元は2018年1月の過去最高水準を大幅に上回っている。

 こうした偏りの反動からくる一時的なポジションには引き続き注意が必要。

この先の水準感としてはどのぐらいをみている?

 ユーロの名目実効為替レートは足元で102付近、2014年以来の高水準。

 ただ、欧州経済もコロナ禍により当然に脆弱であり通貨高を易々と容認はできず、通貨高けん制発言にも注意が必要と考える。

 ユーロ/ドルは目先は1.18割れ付近までの下押しはあるかもしれないが、再び上昇を強め1.20を上抜けていく展開を想定している。