8/21 三井住友銀行NY 下村剛

 予想レンジ
 105.40円~106.20円
 注目ポイント
 米9月のFOMCに向けて

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
105.442 +4.2 17:00 106.071 -12.9 23:30

NY市場を受け、今日の見通しについて

 本日NY市場は朝方ドル高で始まったが、株式市場が持ち直すとドル買いも一服、ドル/円は105円台後半で上値の重い展開だった。

 本日は欧州のPMIに注目している──最近のドル安をけん引してきたのはユーロの底堅さ。

 企業センチメントの回復基調が確認されればユーロは上昇基調を維持しそう。

 ドル/円は現状レベルを中心としたレンジ相場継続を想定する。

注目ポイントについて

 マーケットでは緩和期待を背景にリスク資産やドル売りポジションが相応に積み上がっており、FRBの些細な変化にも神経質になっている。

 昨日のFOMC議事要旨ではイールドカーブコントロール導入期待の後退を材料視し、ドル買い戻しの反応となった。

 ただ、個人的には議事要旨をきっかけにしたドル売りポジションの調整要因の方が大きかったと思われる。

9月のFOMCに向けてFRBはどういうスタンスだとみている?

 FRBとしても安易に緩和スタンスを弱めることで、大統領選前に不用意にマーケットを動揺させたくないというのが本音ではないかと考えている。

 来週のジャクソンホールでのパウエル議長の講演などで9月FOMCに向けたコミュニケーションの確認をしたいところ。

 フォワードガイダンスの強化などの示唆を通じた緩和スタンスの継続が確認できれば、為替市場ではドル安地合いの継続と受け止めると思うが、ドル/円は一気に104円を割るようなドル安・円高にはならないとみている。