8/5 野村証券 後藤祐二朗

 予想レンジ
 105.00円~106.25円
 注目ポイント
 アメリカでの第2波収束期待

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
105.322 +32.2 22:50 105.871 -37.9 20:15

ここまでの流れを振り返って、今日の東京市場はどうみる?

 昨日は円やユーロなどの対主要通貨でドル安圧力がやや再燃した。

 米国10年債利回りは0.5%割れ目前まで一段と低下する中、金価格が2000ドルを超えるなど、米国での金利低下がドル売り圧力となる傾向がみられる。

 今週は米国でISM指数や雇用統計といった7月分の重要指標の発表が予定されている。

 本日もISM非製造業指数やADP雇用統計といった指標が重要になる──これらの7月分データに対しては米国での新型コロナ感染再拡大の影響が現れそう。

 月曜日に発表されたISM製造業指数は予想以上に堅調だったが、感染第2波の影響は労働市場やサービス業により顕著に現れてきそう。

 弱めの数字が出てきた場合、景気減速や米国での金融緩和強化への期待が高まり、ドル/円相場が円高・ドル安で反応するリスクがありそう。

注目ポイントについて

 ここまでカルフォルニア・テキサス・フロリダなどで感染再拡大が懸念されてきた──全米での1日あたりの新規感染者数の1週間平均を見ると6万5000人程度と、一時第1波のピークを大きく超えた。

 その為、感染拡大地域を中心に移動制限の再強化などが行われ、その結果が7月経済データの弱さとして現れてきている。

 一方で制限を再強化したということで新規感染者数は足元で1日あたり6万人程度へとピークアウトが見られはじめている。

今後のマーケットへの影響というのはどうみる?

 月曜日にはアメリカのセントルイス連銀のブラード総裁が7月の減速は一時的という風に発言している。

 今週から来週にかけて第2波収束がより明確となれば、やや楽観的な見方が市場参加者や[?]の間で徐々に主流となる可能性が出てきそう。

 短期的には7月分経済データの下振れリスクに警戒したいが、株安や円高などあまり悲観的な見方に傾きすぎないようにするのにも注意したい。

 米国での第2波については完全には楽観できない状況だが、仮に収束が明確になった場合9月末に向けて108円程度、年末には110円前後までドル/円が戻る可能性があるとみている。