7/30 ソシエテ・ジェネラル銀行 鈴木恭輔

 予想レンジ
 104.60円~105.30円
 注目ポイント
 ユーロ 一段高への思惑

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
104.750 +15.0 翌4:55 105.293 -0.7 15:00

NY市場を受け、今日の見通しについて

 FOMC自体はコンセンサス通りということでサプライズはなかったのではないか。

 ただ、ドル安の地合いが継続しているという状況なのでドル/円に関しては引き続き上値が重い展開になるだろう。

注目ポイントについて、最近ユーロの動きは堅調?

 はい──主要通貨の対ドルのパフォーマンスを見ると、ドル全面安の状況。

 この中で対極にあるのがユーロになる──為替市場の中でこのユーロ/ドルというが取引高が一番大きく、且ついま急進しているという状況なので動きやすく、市場参加者の関心が非常に高まっているという状況。

今後もユーロ高とみる手がかりというのはある?

 ヒントは長期の通貨オプションの需給環境にあるだろう──ユーロの1ヵ月物と1年物の通貨オプションの需給環境をみたチャートを見ると、1ヶ月物の方は欧州復興基金の合意への期待感で既に強気に傾いていたが、先週の合意を経て1年物の動きが足元ゼロに到達している(ユーロの先高感が強くなってきている)という状況で、ユーロが強気に転じつつある状況。

 10月頃を目処にして欧州議会やEU理事会で来年以降予算で合意内容を実行するには承認を得る必要があるが、市場参加者はこの点を楽観的に捉えつつあるという状況にあるだろう。

今後のユーロ相場はどうみる?

 ポイントとしては欧州の当局がこのユーロ高をどこまで許容するのかというところになってくるだろう。

 一つの目処としてはユーロの実効為替レートを見ると、過去の直近の高値になるところが2014年3月のところで104という水準、足元は101近辺になっているので、およそ2%~3%の上昇余地があるということになる。

 ユーロ/ドルでは1.2の大台の近辺が目処になり、ユーロ/円でいくと125円~126円というところが当座の目処になってくるだろう。