7/7 ドイツ証券 小川和宏

 予想レンジ
 107.00円~107.60円
 注目ポイント
 年後半のリスク 米大統領選

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
107.247 +24.7 10:15 107.789 +18.9 18:50

ここまでの動きから、今日の見通しについて

 独立記念日明けの米国市場はアジア時間からの株上昇や経済指標の改善を受けてリスクセンチメントがサポートされ、ドルは全般的に売られドル/円は緩やかに下落した。

 本日のドル/円は狭いレンジの中での動きを予想する。

注目ポイントについて、残り4ヵ月を切ってきたが?

 11月4日のインプライド・オーバーナイト・ボラティリティという指標がある──大統領選の翌日の市場変動率を予想したもので、6月に入り各通貨ともに上昇し始め、変動が大きくなるとみていることが分かる。

 大統領選が為替市場にとって重要なイベントとして見られ始めていると言える。

ドル/円は10%程6月になって切り上がりいま40%を超えているが、ドル/円でみるとだいたい値幅の40%はどれぐらい?

 1日で2円弱ぐらいの値幅を想定していることになる。

両候補の主張で見ると為替市場の反応はどうなる?

 弊社米国のリサーチが為替の視点から各項目別にトランプとバイデンのどちらがドルサポート的か、つまりドル高的かを比較した表を見る。

 インフラ投資などについて議会の承認を取りやすい、また財政でフレキシビリティがある分、金融緩和圧力をかける必要性が低いなど財政・金融面ではバイデン氏のほうがドルサポート的。

 一方、関税引き上げで相手国通貨が安くなったり、投資や生産拠点の国内回帰を推奨するなど、貿易問題・国際収支の点ではトランプの方がドルサポート的とみている。

 結局、今の段階で政策面ではまだ為替の方向感を読み解くのは難しそう。

ポイントになってくるのはどんなところ?

 コロナ後の世界──市場では金融市場の正常化からドル安とみる向きが多いが、大統領に関する最近の世論調査ではトランプ劣勢の報道が多くなっている。

 11月までまだ時間があり、今後それぞれの陣営の方針によって為替の方向性に影響が出てくる為、注視していく必要がありそう。