7/6 ソシエテ・ジェネラル銀行 鈴木恭輔

 予想レンジ(一週間)
 106.90円~108.00円
 注目ポイント
 欧州復興基金への期待感

安値(7/6~7/10) 高値(7/6~7/10)
106.642 -25.8 7/10(金) 107.789 -21.1 7/7(火)

今週の見通しについて

 材料が少ない一週間になると思うが、アメリカ国債の入札──3年・10年・30年の入札が控えているので、ドル金利においてドル相場は注目だが、値幅は限定的になるだろう。

注目ポイントについて

 この2ヵ月間はこのテーマでユーロが強く影響を受けたので注意が必要だろう。

 今週9日に非公式のユーロ圏財務省会合があり、来週17日にEU首脳会議でこのテーマが議論される予定になっている。

 5月にドイツとフランスが復興基金設立に向けて基本合意をしたというところから、ドイツとイタリアの金利差が縮小するにつれてユーロが急速に上昇したという相場展開があった。

 6月の前回の会合ではユーロ全加盟国の一致ができなかったということでユーロ高は一服しているが、7月からドイツがEU理事会の議長国に就任したということもあるので議論が進展する可能性が出てきている。

マーケットの方はこれをどうみていく?

 大方いずれは合意するだろうという見方で大勢を占めているだろう。

 ユーロの先物ポジションの状況を確認すると、ユーロの買い越しが緩やかに合意を期待して拡大している状況。

5月から6月にかけて増えていて、増えている動きはユーロには追い風のように見えるが今後の見通しは?

 今月の会合に向けては、まだ合意を見るまではユーロは神経質な展開になるだろう。

 一方、中長期な目線で見ると50日移動平均線が200日移動平均線を下から上に上抜けるゴールデンクロスが2017年以降初めて出てきている状況で、ユーロ相場自体は上昇トレンドに乗りやすい地合いにはなってきている。

 ファンダメンタルズを見極める必要があるので、2017年のときのような大相場になるかは少し微妙ではあるが、議論に進展さえあればユーロ/ドルでいくと1.14~1.16のレンジに切り上がってくる動きになるだろう。