6/30 みずほ証券 山本雅文

 予想レンジ
 107.00円~108.00円
 注目ポイント
 ドル円低迷は消極的なFRBが一因

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
107.523 +52.3 22:40 107.978 -2.2 翌4:00

今日の見通しについて

 昨日は欧米の株高を受けてリスクオンの円安圧力がかかったが、今晩はアメリカの2次感染拡大といったものが懸念されている中でアメリカの経済指標は今まではかなりいいものが出ていたが、市場予想を上回らなくなってきている可能性があるので、その辺に注意する必要があるのではないか。

注目ポイントについて

 最近は金融緩和の方向性と通貨の動きが連動しなくなってきているという特徴がある。

 今月初めにECB、欧州で市場予想以上の資産買い入れ拡大を決定した後、ユーロは上昇している。

 一方、イギリスのBOEは市場予想程度しか資産買い入れを拡大せず、ペースも今後鈍化させるという風に言ったところでポンドはむしろ下落したという形になっている。

どんな理由が考えられそう?

 主要国で金利がこれ以上低下余地がなくなってきているという中で、金融政策で金利が下がるということよりも金融政策の緩和によって景気や株価をどれだけ押し上げられるかというところが通貨にとって重要になってきているということが背景にあるのではないか。

 アメリカに関しても国債購入を通じて、いわゆる量的緩和や資金供給による信用緩和も5月以降鈍化しているということで、FRBは緩和に消極的と捉えられない状況。

 これでは株価にも景気にもあまりいい材料ではないということになってくる。

先程のポンドと同じようにドル/円もこれから低迷していくという見立て?

 実際、5月以降アメリカの株のパフォーマンスは日本より悪いということになっている。

 株買いの為のドル買いというのが増加しにくい状況になっている。

 足元、今後ドル/円が上昇していく為にはFRBが金融緩和への積極姿勢を示すことでアメリカの景気の先行き期待が高まるとドルが上がっていくとみている。