6/19 三井住友銀行NY 下村剛

 予想レンジ
 106.40円~107.20円
 注目ポイント
 各国中銀の緩和スタンス

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
106.768 +36.8 21:20 107.058 -14.2 8:50

NY市場を受け、今日の見通しについて

 昨日はECBによる巨額の資金供給を受けたユーロや、イングランド銀行が資産購入拡大を決定したポンドなどが弱含む展開の中、ドル/円はクロス円の下落につられる展開で一時106円60銭台まで下落した。

 本日はドル/円の下値警戒が高まる展開を想定している──最近のドル/円下落には6月末の四半期決算を前に、ここまでコロナ禍で取引を抑えていた輸出企業のレパトリも効いていると思われ、東京市場での需給も重要と考える。

 先週安値の106円半ばの水準を下抜けると、先月安値の106円丁度近辺を意識した下落に注意したいと考える。

注目ポイントについて、今週はパウエルFRB議長の議会発言のほか、各国の金融政策が発表されたが?

 総じて言えるのはコロナ後の経済回復の道筋が不確定な間は緩和的なスタンスを続けるという点。

 この為、新興国でのコロナ感染拡大や先進国での第2波懸念に加えて、春先以降のリスク資産の反発地合いが頭打ちになってきた中でもグローバルな金融緩和状況が支えとなり、2番底が回避される状況は今しばらく継続しそう。

 目先はネガティブな材料に反応しやすいものの、3月のようなパニック相場は回避されるとみている。

 ドル/円は日米の金融政策が共に同じ方向を向いている中で、変動要因としては需給動向が重要だと考えている。

 月末にかけては節目の105円に向けた緩やかな円高方向への向きを想定している。