6/1 三菱UFJ信託銀行 谷口晶俊

 予想レンジ(一週間)
 106.70円~108.40円
 注目ポイント
 米景況感は底打ちか

安値(6/1~6/5) 高値(6/1~6/5)
107.378 +67.8銭 6/1(月) 109.849 +1円44.9銭 6/5(金)

今週一週間の見通しについて

 先週末、トランプ大統領の会見ではWHOとの関係打ち切りや香港優遇措置の撤回があったものの、通商協定への言及や即日制裁は無く会見は無難に通過、ドル買い地合いとなった。

 今週は中国サイドからの報復警戒感がドル/円を重たくするものとみており、雇用統計やISMといった重要指標も材料視されそう。

注目ポイントについて

 アメリカの各地区連銀が発表している製造業景況指数を見ると4月に過去最低となった後、5月に急反発する傾向が確認できる。

 感染者数が最大のNY州を管轄するNY連銀でも5月初旬に経済活動が上向き始めた初期の兆候が確認されたとの指摘もある。

 本日発表されるISM製造業景況指数も小幅な反発が予想され、景況感の上振れ期待は強そう。

そうなるとアメリカの景気は良いんだ→ドル買いだという風に流れる?

 ほとんどの州ではソーシャルディスタンスを維持したままの緩やかな再開な為、急激なV字回復は想定しづらく、感染第2波への懸念もくすぶっている。

 また、中国へのコロナ責任問題や香港への国家安全法導入をめぐる米中対立により一方的なドル高は想定しづらく、200日移動平均線が位置する108円台前半では戻り売りが出やすい展開とみており、当面は106円~108円のレンジ相場が続きそう。