4/9 三菱UFJ銀行 内田稔

 予想レンジ
 108.25円~109.25円
 注目ポイント
 危機後のドルの動き

安値(7:00~15:00) 高値(7:00~15:00)
108.199 -5.1銭 翌2:35 109.062 -18.8銭 10:05

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・4月に入ってからもドルが底堅さを維持しており、昨晩も109円台に乗せる場面があった。
・ただ、ドル/円の上値も重くなりつつあり、日中の値幅も約1円に収れんしつつある。
・こうしたなか本日も方向感は出にくいとみているが、OPECプラス会合で減産協議が不調に終われば原油価格の反落とともに、特にドルを除く通貨に対する円高リスクに要注意。

■注目ポイントについて
・2008年の金融危機後も当初強烈なドル高が進んだ一方、半年ほどでピークを迎え、その後数年に及ぶドル安とドルの低迷局面を迎えた。
・今回の危機はその影響とは持続期間ともにまだどこまで広がりを見せるか予断を許さないが、動きとしては今回もドルが堅調に推移した後、米国の金融緩和などに影響され次第に下落に転じる可能性が高いとみている。

■金融危機のときとの比較で言えば、今回はどういったところが違う?
・金融危機前後に比べ、既にかなりのドル高が進んでいる点が大きく異なる。
・ドル高は米経済への逆風となるばかりか、ドルとの逆相関性が高い原油価格下落の一因でもある。
・また、ドル建て債務を抱える多くの新興国の経済にとってもドル高は不利益を招く。
・この為、一段とドル高が進む場面があれば米国が各[?]の通貨スワップや、米国債を担保とするレポ取引などを通じて積極的にドルの流動性を高めるとみられ、結局こうした間接的なドル高の抑制がドル/円にも波及していくと考えられる。

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