3/11 シティグループ証券 高島修

 予想レンジ
 104.25円~106.25円
 注目ポイント
 株価乱高下で為替ヘッジに影響

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
104.093 -15.7銭 14:15 105.374 -87.6銭 7:00

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・昨日はアジア時間からドルが全面的に底堅い状況になっていたが、それがNY時間も継続した格好。
・本日はアメリカの消費者物価などの発表があるが、基本的には株価・原油次第で動くということだろうから、値幅の大きい状況が続くと考えている。

■注目ポイントについて、週明けドル/円は一時101円台まで急落し現在は105円台──かなり変動が大きいが、これは株価が影響している?
・ドル/円とTOPIXの200日移動平均線からの乖離率を示した図表を見ると、近年ドル/円は金利差との相関が不安定になっているが、株価との相関は安定して高い状況が続いている。
・もちろん円高で企業業績が悪化し株安になるという関係があるが、それ以外にも両者の関係は思いのほか複雑で、その内の1つは日本株に投資する海外勢のほかに、株価の上下に応じて為替ヘッジ操作をする投資家がいることがあると思われる。
・具体的には日本株に投資するときに為替ポジションを中立にする為に円売りを行うが、株高が進行した場合には円売りを積み増して、株安が進んだ場合には円を買い戻すということが行われる──こういった動きも為替相場を動かす要因になっていると考えている。

■変動の大きい相場のなか、ドル/円の値幅はどのぐらいを見たほうがよい?
・今回TOPIXが25%ほど下落するなかでドル/円は112円前後から102円前後へと10円ほど下落してきた。
・そろそろ一旦達成感が出そうな頃だとは思うが、例えばリーマン危機のときTOPIXは5割以上値崩れし、ドル/円も20円ほど下落したことがあった。
・そういったことを考えるとまだ下値警戒は必要ということだと思うが、基本的な関係としては株価が1割ぐらい上げ下げするとドル/円は5円ぐらい動くといった関係を念頭に置いておくと良いのではないか。

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