2/19 ソニーフィナンシャルホールディングス 石川久美子

 予想レンジ
 109.30円~110.30円
 注目ポイント
 新興国通貨安でも堅調なメキシコペソ

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.840 +54.0銭 7:20 111.590 +1円29.0銭 翌4:55

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・昨日のNY市場は特段の材料はなかったが、新型肺炎についてのリスクが依然として意識されるなかで109円台後半でもみ合いとなった。
・本日も引き続き新型肺炎絡みの報道を待つ一日となりそう。

■このところ新型肺炎の影響でドルの強さが非常に目立っているが?
・新型肺炎についてリスクオフムードが強まった1月21日を起点に、ドルインデックスは既に1.5%以上上昇している。
・新型肺炎の発生元である中国の景気減速懸念が急速に高まっていることで、中国への貿易依存度が高い新興国通貨が大きく値を下げているほか、先進国でもヨーロッパの経済指標の弱さやドイツの政局不安によってユーロが売られ、相対的にドルが買われているという面は大きいだろう。

■注目ポイントについて、新興国通貨が全面安の局面でメキシコペソが買われるのは?
・主に理由は3つあると考えている──第1に原油価格の下げ止まりで、OPECプラスの協調減産の延長期待から原油価格が底堅く推移している。
・第2に新たな北米貿易協定のUSMCAがカナダの国内承認を待つのみで発効に向けて進展している点が挙げられる。
・第3にメキシコ中銀の継続的な追加利下げ期待で、メキシコの利下げ自体は基本的に通貨安要因だが、ここはいまむしろ経済の下支えになるという面が好感されてペソのサポート要因となっている。

■他の通貨と比べてもこのペソの堅調さは際立っている?
・同じUSMCAの締結国で産油国通貨でもあるカナダドルがカナダ中銀の利下げを見込んで売り優勢となっており、全く逆の値動きになっているところが特徴的。
・メキシコに関しては国内の政治リスクというのは否めないが、原油価格の一段の戻りやUSMCAの進展があれば当面メキシコペソは他の通貨よりも堅調さを維持する可能性があると考えている。

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