2/5 みずほ証券 山本雅文

 予想レンジ
 109.20円~109.80円
 注目ポイント
 新型肺炎 拡大鈍化の兆し

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.304 +10.4銭 17:00 109.842 +4.2銭 翌0:00

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・昨日は意外にアメリカの金融市場──債券市場の金利が上昇して株が上昇したので、ドル/円も109円台半ばまで上がっていった状況。
・マーケット状況は引き続き新型肺炎感染拡大、これがリスクオフの円高材料となり得るというところではあるが、今晩発表されるアメリカのISM非製造業景気指数の方も[?]の製造業の分と同じでいい結果になるとドル高圧力ということもあるので、もみ合いだろう。

■注目ポイントについて
・通常流行病などの感染者数は初期の加速度的な増加の後、増加率が鈍化し収束に至るという、いわゆるS字曲線を描くと言われている。
・前回SARSのときも似たような動きになっているが、当時は感染者数の拡大の勢いが鈍化する前に、この感染の中心となった香港のハンセン指数が底値を付け反転に向かった。
・今回の新型肺炎は未だに中国を中心に毎日数千人規模の感染者数の増加が続いている。
・人民元安、リスクオフの円高圧力ということではあるが、意外にマーケットとしては早く安定するかもしれない。

■未だ感染者数が増え続け歯止めがかからない中だが、市場は鈍化の兆しをどこで意識する?
・感染者数の前日比の伸び率に注目──1月28日がピークで60%超の伸びだったが、3日時点では20%に鈍化しているという形。
・この後も感染者数は毎日数千人規模で増加が続くとは思うが、増加率──増加のペースが鈍化していくとマーケットが終わりの始まりというのを意識し始めて強気に転じる可能性があるだろう。
・ドル/円の昨年の夏以降は世界の株価の上昇と共に反発してきたという形で、今回もこの香港や中国、アメリカの株価が上昇していけばドル/円にも下支え材料になっていくだろう。

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