1/28 ソニーフィナンシャルホールディングス 尾河眞樹

 予想レンジ
 108.50円~109.30円
 注目ポイント
 「新型肺炎」に絡む人民元の動き

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
108.754 +25.4銭 18:05 109.201 -9.9銭 翌0:40

■今の為替のドル/円だけを見ると昨日とさほど動いていないが、今日の見通しは?
・アメリカも市場心理が悪化しているので、どうしてもドル/円の上値が重い展開ということになろうかと思う。
・新型肺炎について言えばWHOが緊急事態を宣言するとか、欧米で死者が出るとか、そういう話になってくると少なくともリスクオフの流れはもう一段強まるということになると思われるので、引き続き関連報道には注意が必要だろう。

■注目ポイントについて
・まずドル/円の影響について言うと、中東ショックでも2円弱程度の円高となったというところなので、よほどのことがない限りこの幅を超えるほどのような円高にはならないのではないか。
・ただ、人民元の動きには注意をしたほうが良いと思っていて、人民元と円相場というのは過去には同じアジア通貨というくくりでもって対米ドルでは同じような動きをしてきた訳だが、昨年の夏に米中関係が悪化した辺りから通商摩擦という話になり、人民元と円は完全に逆相関の動きになってしまった。
・これは中国経済にとってダメージとなる事象に対して市場全体がリスクオフという形で反応するので、人民元安と円高が同時に起こるというような流れになっている。

■足元の人民元は安くなっているが、今後はどういう展開になる?
・足元はコロナウィルスの関係で人民元安が進んでいるという訳だが、1ドル6.94元という辺りまで下落している。
・ただ、これが昨年の8月のように一気に7元を超えて7.2元をうかがうとか、そのぐらい人民元安が急速に進行してくるという流れになると、ドル/円は今のところ短期の上昇トレンドに入っていて、足元のサポートラインが108円の辺りという所となる訳だが、もし人民元が暴落という話になるとこの108円を割り込んで105円方向に向かうというリスクもあるので注意が必要。

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