1/27 バルタリサーチ 花生浩介

 予想レンジ(一週間)
 108.50円~110.00円
 注目ポイント
 米債券利回り

安値(1/27~1/31) 高値(1/27~1/31)
108.288 -21.2銭 1/31(金) 109.264 -73.6銭 1/29(水)

■今週の見通しについて
・金曜日のアメリカの市場も新型コロナウィルスの感染拡大に対する警戒感から株価が調整し、ドル/円も109円台前半──いまは108円台後半まで行っている。
・本日のドル/円も頭の重い展開が予想され、このようなコロナウィルスみたいなものは予想がつきにくいので、市場参加者は様子見に徹するものと思われる。
・一方でイランの騒動のときもドル/円の下げ幅は約2円弱であったことを考えれば、今回の下値の目途もドル/円でいえば108円台前半〜半ばあたりだろう。

■注目ポイントについて
・アメリカの10年債利回りは、株価が上昇し始めた去年の9月以降反発しているが、その後9月・11月・12月のいずれも2%越えにトライし失敗している。

■先進的な株高は続いているが、債券は伸び悩んでいる?
・はい──米中の通商交渉が一応の合意に達し、景気回復期待が先行する形で株価を押し上げている訳だが、一方で明確な景気改善の兆しが経済指標で確認できた訳では必ずしもないので、その辺が影響しているのではないか。
・また、ダボス会議で発表されたIMFのGDP予測も、今年は前年比でリバウンドはするがその改善度合いは弱いというコメントが債券利回りの頭を押さえているのではないか。

■今後も重い展開は続きそう?
・個人的には世界経済というのは徐々に回復基調を鮮明にしていると思うが、一方でインフレ懸念はかなり後退している。
・アメリカの国債利回りについては結局FRBの目標フェデラルファンドレートである1.75%前後に収れんする可能性が高いのではないか。

■そうなるとドル/円も重くなる展開が続いていきそう?
・低位安定した債券利回りというのは足元の株価を支える重要な要因の一つだろう。
・最近5年間の推移を見ても2%以下の水準ではかなりの確率で株高となっている。
・そういう意味では現在の低金利は市場にとってポジティブであり、結果的にリスクオン的にドル/円を下支えをする要因になるだろう。

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