1/22 ソニーフィナンシャルホールディングス 石川久美子

 予想レンジ
 109.20円~110.20円
 注目ポイント
 堅調な新興国通貨も付き合い方に注意

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.824 +62.4銭 7:10 110.096 -10.4銭 11:50

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・昨日のNY市場はコロナウィルスがアメリカのワシントン州で発見されたとの報道を受けて、市場が全般的にリスクに対する懸念が広まりドル/円も軟調な推移となった。
・本日も別の地域で感染者が発見されるなどの続報があれば、もう一段下値を切り下げる可能性があるので、その点には要注意だろう。

■注目ポイントについて
・年初来イランとアメリカの関係緊迫化が一巡し、米中通商合意も第1弾の署名にこぎつけて主要国株価が堅調に推移するなかで、新興国通貨も堅調に推移してきた。
・対円での騰落率を見ると、高値圏での推移が続いている原油価格がサポート要因となっているメキシコペソやロシアルーブルなどの産油国通貨はもちろんのこと、インドネシアルピアやトルコリラなど政治面・経済面に不安を抱える通貨にも買いが入ってきている。
・ただし軟調な通貨もあり、ブラジルレアルや南アフリカランド──ブラジルは今月発表された経済指標が軒並み弱かったことや、経済大臣のブラジル経済は低金利と通貨安といった新たな局面に入ったという発言が影響している。
・南アフリカランドは2月の予算発表において財政赤字改善計画に対する悲観的な見方であったり、3月の格下げ懸念に繋がっていて通貨安となっている。

■現状上昇している新興国通貨は今後も投資妙味はある?
・米中の協議であったりイラン問題は材料自体一巡してしまっている。
・目先はアメリカの株高が落ち着いてきてしまった場合は、足元の緩やかな新興国通貨高というのも止まると考えられる。
・そこにリスクを意識させるような新たな材料が出てくれば、まずは政治的リスクがあり経常赤字の大きい国であるインドネシアやトルコあたりは失速もあり得るので注意が必要だろう。
・足元のコロナウィルスの拡大というのは、その口火を切る材料になるかもしれないので要注意。
・ただ、そういう意味では経済面が比較的堅調で産油国通貨であるロシアルーブルは比較的底堅い動きになりそう。

個人成績