1/16 ソシエテ・ジェネラル銀行 鈴木恭輔

 予想レンジ
 109.60円~110.30円
 注目ポイント
 米景気減速のリスク

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.848 +24.8銭 7:10 110.177 -12.3銭 翌2:05

■米中は合意文書に署名ということがあったが、為替はそこまで大きな動きとはなっていない?
・昨日までに報道されていた内容と大方変わらないということで、目新しさがなかったので反応が限定的だったようだ。
・今後は、一山越えたが米銀の決算発表であるとか、来週にはダボス会議が控えているので、そちらに向けた様子見ムードが強くなってくるのではないか。

■注目ポイントについて、何か兆候が出ている?
・ドル/円相場を見る上ではアメリカのGDPの趨勢を見極める必要がまだあるが、雇用統計で気がかりな兆候が出てきている。
・アメリカの実質GDPと雇用統計でみられる総労働時間の変化率を重ねたチャートを見ると、長期的には両指数とも非常に強い連動性があることが分かる。
・足元では2019年の労働時間の変化率が低下してきているという状況で、これに連れてアメリカの実質GDPも低下してきていて、去年の第3四半期の時点では2.1%になってきている。
・過去の水準と比較するとまだ下げる余地があり、GDPもひょっとしたら1.5%まで低下するという余地が残されているようにも見えるので、市場参加者の懸念がくすぶっているのも、こういった事情から整理ができるのではないか。

■仮に実質GDPが1.5%まで下がった場合、為替への影響は?
・市場コンセンサスで2020年のGDPのコンセンサスが1.8%──1.5%まで低下すればおのずと利下げへの観測・思惑が台頭してドル安のプレッシャーが高くなってくるのではないか。
・ドル/円相場が去年8月26日にボトムを付けて今に至るまでを振り返ると、主要通貨の対円のパフォーマンスを見ると円独歩安の状況──リスクオフの後退とともに円安が進んでいるという状況で、ドル高ではない。
・従ってGDP統計が下振れた場合には、ドル/円相場も105円近辺まで値を下げる可能性というのは視野に入れるべきだろう。

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