12/19 野村証券 後藤祐二朗

 予想レンジ
 109.10円~110.20円
 注目ポイント
 黒田総裁の❝金利発言❞

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.181 +8.1銭 翌3:10 109.681 -51.9銭 9:50

■NY市場を受け、今日の見通しについて
・ここのところドル/円相場は109円50銭を挟んでせまい値動きが続いている。
・今日も日銀の政策決定会合があるが、基本的には政策変更の可能性は非常に低いという状況なのでレンジ相場が続くと考えている。
・ただ、今月の高値109円72〜73銭程度を超えてくると110円を試しにくる機運が高まる可能性があるので、多少上振れ余地があると考えている。

■注目ポイントについて
・政策変更は本日ないと思うが、今後2〜3ヵ月のドル/円相場を見据えると黒田総裁が最近の金利上昇に対してどういう発言をするかに非常に注目している。
・為替相場に影響を与える5年債の日米金利差を見てみると、年明け以降金利差はずっと縮小していたが、ここのところ横ばい圏での推移になってきているという状況。
・今日も黒田総裁の発言次第で金利差が動いてくるとドル/円相場のトレンドにも影響を与えるのではないか。
・日本の金利がどの程度米国の金利に感応するかというのを計算した図表を見ると、最近日本の金利というのが、米国の金利に対する感応──黒田総裁が就任して以降最も高い状況になってきている。
・米国の金利が上がるなかでも日本の金利も上がってしまうというところで、日本と米国の金利差が開きにくいということを意味するので、為替市場にとっては円安のペースが少し弱まってしまうというインプリケーションがあるのではないか。
・今日、仮に黒田総裁の方から日本の金利の上昇に対してけん制するような発言といったことがみられると金利差が拡大しやすくなり、結果的にドル/円の上値が拡大するのではないか。
・逆に、日本の金利の上昇を許容するような発言が出てくると、再び目先は金利差がなかなか開きにくいということでドル/円の横ばい圏の推移が続いてしまうだろう。

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