12/12 マーケット・リスク・アドバイザリー 深谷幸司

 予想レンジ
 108.30円~109.20円
 注目ポイント
 金融政策から財政政策へ

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
108.454 +15.4銭 9:35 109.449 +24.9銭 翌4:30

■FOMCを受け、ややドル安方向となったが?
・若干ハト派と受け止められたが、小動きには変わらない。
・今日はイギリスで総選挙があるが、結果は日本時間の明日の午前中の昼ぐらいになるので、それまではなかなか動きにくいだろう。
・ECBは今回ラガルド新総裁の元で初会合となり、ハト派とみられている総裁だが追加緩和に慎重なスタンスということが見えると、短期的にはユーロの下支えになるだろう。
・ただ、最大の注目点である米中の交渉で具体的な内容や結果が見えなければ依然として小動きかもしれない。

■注目ポイントについて
・今年は米中通商協議に支配されるというなかで、金融緩和の強弱というのは相場のテーマになっていて、日本やヨーロッパが金融緩和の限界、一方でアメリカの金融据え置きは長期化するという見込みで、関心は財政政策に移ってきているのではないか。
・日本は安倍政権が既に経済対策を決定している。
・ECB内では追加緩和を巡る意見対立が割れているなかで、ラガルド氏が[?]へのECBの融和をはかる必要性から財政頼みということになってきている。
・アメリカでは大統領選を前にトランプ政権が中間層に対する減税を表明している。
・これらの実現度合いでリスク選好回復の強弱が左右されてきて長期金利の底打ち・反転上昇に関心が移り、その差で為替相場が変動してくるのではないか。

■そうなるとドル/円はどんな展開になる?
・経済のベストシナリオというのは超低金利継続の元で米中交渉が進展、製造業サイクルの持ち直しが重なり景気が好転していくということ──本来は財政政策の拡大は必要ない訳だが、この政治的状況で最も財政拡大に[?]なのがアメリカだろう。
・既に長期金利は底打ちして来年はリスク選好の加速とともに想定外に上昇していく可能性もある──これがドルを押し上げる可能性もある。
・こうした展望であると年末・年初は円高になるが、これは短期的に留まるのではないか──世の中の流れでもドル高ではないか。

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