11/29 バルタリサーチ 花生浩介

 予想レンジ
 109.20円~109.70円
 注目ポイント
 米株と米債利回りの関係

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.398 +19.8銭 翌3:00 109.668 -3.2銭 22:10

■今日の見通しについて
・アメリカの市場が感謝祭の祝日で今日は休場だったが、本日も連休のはざまということで基本的には109円台の半ばで小動きに終始するだろう。

■注目ポイントについて
・アメリカの株というのは夏場に弱気に傾きすぎた過度なリセッション懸念を見直す形で現在9月以降景気敏感セクターを中心に最高値を更新しているが、その間ドル/円もほぼ同様に104円台半ばから109円台まで上昇している。
・そういう意味で言うとドル/円の上昇にはリスクオン的なセンチメントが大前提となることが再確認したような格好になっている。

■債券利回りを見ると?
・このポイントというのは株価が史上最高値を更新しているにもかかわらず、米債の利回りは低位安定していることだろう。
・米国の10年債利回りで見ると現在1.75%前後で、実は9月以降のレンジのど真ん中でこう着している──このような現在の株高というのは低金利が支えていると思われる。

■いまの状況というのは景気回復期待にもかかわらず債券利回りというのは上昇しにくいという、いわゆる教科書通りとは少し違う動きだが、こういう時においてのドル/円の動きはどのように見ればよい?
・教科書通りではないが、アメリカの中銀が夏場以降利下げを断行したように、世界的な株価上昇にもかかわらず中銀が再び金融緩和に傾いており、多分これがニューノーマルではないかと思うが、ドル/円の上昇をリスクオンを前提とする以上、この組み合わせが有効なうちはドル/円は下がりにくい。
・目途としてはドル/円は今までは105円が下値の目途だったが、このレンジが107円ぐらいで底堅くなり、場合によっては110円〜112円のレンジにシフトしたと思う。
・逆に言えばドル/円は株価に左右されて金利差では今は動いていないと思う。

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