11/28 みずほ証券 山本雅文

 予想レンジ
 109.20円~110.00円
 注目ポイント
 長短金利差とドル円

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
109.331 +13.1銭 10:25 109.546 -45.4銭 23:30

■ドル/円はここ最近こう着状態だったが、NY市場は109円50銭台と上昇方向になったが?
・昨日は比較的動かないかなという風に思われていたが、アメリカの経済指標が軒並み良かったといったことを受けて実質7日の高値を上抜けてきたところで少し動きが加速した形になった。

■今日に関しては?
・基本的に28日はアメリカは感謝祭で休場ということなので動きにくいかなと思うが、昨日少し上方向のモメンタムが強まってきたこともあり、一旦110円もあるかもしれない。

■注目ポイントについて
・夏場以降振り返ってみると、ドル/円は8月26日に104円46銭の安値を付けたあと11月7日にかけて109円49銭、昨晩も少し上がったが、この動きというのはアメリカの長短金利差拡大と概ね沿った動きになっていた。
・米国の2年金利と10年金利の差で作った長短金利差とドル/円のグラフを見ると、常に方向が一致する訳ではないが10年金利の上昇主導で長短金利差が拡大する場合というのがドルが上昇する傾向にある。
・12年7月〜13年12月のいわゆるバーナンキ議長が量的緩和縮小の可能性を示唆したところは、この辺のあたりというのが10年金利上昇主導で拡大してドル/円が大幅上昇したという局面があった。
・一方で06年11月〜10年2月までの長短金利差が拡大した局面というのは2年金利が低下したことによる拡大だったが、こういう場合はドルはむしろ大幅に下がった。

■足元は?
・先行きは夏場までのアメリカの経済に対する悲観論が広がった分がいまは巻き戻されており、それに加えて米中の第1段階の通商合意の期待もあり、こういった縮小の局面から拡大の局面に入ったのではないか。
・そうすると10年金利の上昇主導でドル/円も上がるのではないか──そういう意味で本日にも110円を付ける可能性は高まっているとみている。

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