11/26 ソニーフィナンシャルホールディングス 尾河眞樹

 予想レンジ
 108.60円~109.30円
 注目ポイント
 中銀の政策スタンスの変化

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
108.874 +27.4銭 18:15 109.208 -9.2銭 10:45

■今日の見通しについて
・今日もレンジ相場ながらセンチメントが改善しているので底堅い展開だろう。
・アメリカで新築住宅販売件数などが発表され、これも割と改善が見込まれているが、ただサプライズがなければ為替相場にはダイレクトにはそんなに影響はないとみている。

■注目ポイントについて
・今年はアメリカを筆頭に各国で利下げが相次いで緩和競争という流れになったが、これによって各国の政策金利がかなり異例なぐらい低くなっているという状況。
・例えばオーストラリアやニュージーランドなどはリーマンショック前は7〜8%の政策金利があり高金利通貨と言われていたが、今年も2〜3回利下げをしており、いまやアメリカ(1.75%)よりも政策金利が低い(0.75〜1.0%)低金利通貨になってしまっている状況。

■政策スタンスが少し変わってきている?
・やはり各国更なる利下げにはやや慎重になってきている──アメリカは利下げの打ち止めの姿勢を見せているし、ユーロ圏も財政政策によるサポートが必要だということを言い始め、ニュージーランドも11月は予想外に政策を据え置いたという流れになっている。
・金融政策としては出来ることはもうほとんどやったという流れで、今度は低金利政策の継続による副作用の方が気になり始めているというところかもしれない。

■副作用が出てくるということは単純に金利を上げればという考えもあるが?
・その為にはやはり景気が改善しないといけない──これまでアメリカについて言えば製造業の景況感の悪化というのが米中関係によりすごく心配されてきたわけだが、それを確認する上でも来週発表されるISM製造業景況指数が非常に重要になってくる。
・ISMに先行して発表される製造業PMIがあるが、これとアメリカの10年物国債の利回りというのは非常に相関性が高いということで、このPMIの改善ぶりをみると10年債利回り──アメリカの長期金利も少しじわっと更に上昇が見込まれる。
・来週のISMでも景気のこの底打ちが確認されるとアメリカの長期金利がもう一段上がり、ドル/円の上昇にはずみがつく可能性がある。
・そうなってくると年末までに110円ぐらいまでのドル/円の上昇が見込まれるのではないか。

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