11/11 三菱UFJ銀行 内田稔

 予想レンジ(一週間)
 107.80円~110.10円
 注目ポイント
 ドル円の上値余地と対中関税

安値(11/11~11/15) 高値(11/11~11/15)
108.228 +42.8銭 11/14(木) 109.292 -80.8銭 11/12(火)

■今週は?
・先週はアメリカの経済指標の改善と米中交渉進展の期待からリスクオン相場になり、世界的に株高と長期金利の上昇が進んだ。
・日本から見た海外との金利差が拡大し、円安相場になった。
・ドル/円相場も何回か109円台半ばにドル高・円安が進んだが、8日の遅くにトランプ大統領がこれを一旦否定したので109円前半で今週はスタートしそう。
・今週もこの米中通商協議の行方を睨みながら109円を挟んで上下1円程度で推移すると予想している。

■注目ポイントについて、110円台回復も可能性としてはあり得そう?
・株高が続いているのでリスクオン相場継続となれば110円の大台回復があっても不思議ではないとみている。
・ただ、4月に今年の年初来高値を記録した場面では200日移動平均線からの乖離がだいたい1%以内に留まった。
・リスクオン相場の中ではドルも少し安くなるので110円台に乗ってからの続伸というのは少しハードルが高いだろう。
・いまマーケットは12月の中旬に発動が予定されている対中制裁関税第4弾の先送りまでは見込んでいるが、110円から続伸となると9月に導入された第4弾の前半、または第1弾〜第3弾がさかのぼって撤廃されるという期待が110円から続伸の条件になるだろう。

■円高へのリスクは?
・先週トランプ大統領が中国との合意を一旦否定した通り、今週は期待感が失望に変わってしまう危険性も十分に考えられる。
・そうなると一転して利益確定の売りに押されてしまう可能性がある。
・経済指標が改善しているので極端なリスクオフにはなりにくいと思うが、11月1日の安値の108円割れぐらいまでは今週はまだ見ておく必要があるだろう。

個人成績