10/28 三菱UFJ信託銀行 小林浩一

 予想レンジ(一週間)
 107.80円~109.50円
 注目ポイント
 ヘッジコストの行方

安値(10/28~11/1) 高値(10/28~11/1)
107.883 +8.3銭 11/1(金) 109.286 -21.4銭 10/30(水)

■今週はどんな一週間になりそう?
・週末は米中貿易交渉での進展観測などを背景にリスクオンとなったが、ドル/円については大きな値動きには繋がらず108円台後半での推移となっている。
・今週は注目のイベントが目白押しで、そのなかでも注目はやはりFOMC、市場での利下げ織り込みが約9割、ブラックアウト期間前のFRB高官発言内容をみても今回の利下げはほぼ確実とみているが、今後の利下げについてはウォールストリートジャーナル誌やブルームバーグ等調査でも見方が分かれている様子がうかがえていることから、値幅を伴った動きになると予想している。

■注目ポイントについて
・為替リスクのヘッジでは基本的に外貨と円の金利差をコストとして認識するが、実際にヘッジで使用される為替フォワードレートには需給要因なども含めてコストが表現されている。
・ドル/円1ヵ月物為替フォワードのグラフを見ると、足元ではマイナス幅が縮小傾向だが、これはコストの減少を意味している。
・この理由としてはFRBによる短期国債の買い入れ、レポ金利急騰への対処としたオペレーションといった供給面での安定化要因と、FRBによる利下げ観測による金利低下要因とに分けられる。
・今月のFOMCで今後の利下げが邪魔されなければ金利低下要因が強まることでこの傾向が続くことになる。
・もちろん年末にかけて需給はひっ迫するが、例年に比べて穏やかになるのではないかとみている。

■そうした場合、今後どのようなことが起こる?
・今後ヘッジコストがもう一段低下すれば新たなヘッジフローが生まれる可能性は高いだろう。
・先頃発表された2019年下期における生保の運用計画のなかでもヘッジ外債の増加を示唆する動きもみられている。
・ドル建て投資が多いなかでは円買いのフローがドル/円の重石となるか注目している。

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