10/17 ドイツ証券 小川和宏

 予想レンジ
 108.40円~109.10円
 注目ポイント
 ヘッドラインリスクとドル円の上値めど

安値(7:00~翌5:00) 高値(7:00~翌5:00)
108.443 +4.3銭 翌1:00 108.941 -15.9銭 18:35

■NY市場を受け、今日の展開について
・NY市場で発表されたアメリカの指標が大幅に下回り、ベージュブックが発表されたがアメリカの経済の景況感についてmoderateからslightlymodestというような形で下げており、市場はそれにもかかわらず大詰めを迎えているブレグジットのヘッドラインに一喜一憂しながらもドル/円は狭いレンジで推移した。
・本日は、本日から始まるEU首脳会談を前に底堅い展開を予想している。

■注目ポイントについて
・これまで市場のリスクセンチメントを抑えていた要因として欧米経済の鈍化に加えてイギリスのEU離脱であったり、米中貿易交渉の行方といった日々のニュースで相場が動くという、いわゆるヘッドラインリスクが相当意識されていた。
・この予測困難な要因もこのところ進展がみられていて市場のセンチメントが大きく改善している。
・主要通貨別に対円で8月〜9月の安値からの上昇率を表したチャートを見ると、ポンドを筆頭に軒並み対円で上昇しており、これは市場のリスクセンチメントの改善を示している。
・ただ、この先もヘッドラインのリスクが一部解消する方向になって、アメリカやヨーロッパのリセッションを回避することができたとしても、全体としての景気減速の流れは変わらないと思われるので、足元金融政策のサポートが必要な状況は変わらないだろう。

■そうなるとドル/円の上値のめどの水準は?
・一旦リスクセンチメントの改善で108円〜110円というコアのレンジが移動していくが、弊社としては依然この先アメリカについて10月・12月・来年の1月の3回利下げをすることを予想しており、最終的には日米金利差縮小から上値が抑えられ年末は108円を予想している。

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